組合作りの手順


一般的には、下記の手順で、労働組合は結成されています。

(1) 結成準備委員会を設立する

有志で組合規約、運動方針、組合役員、予算案の作成を行い、結成大会の日程を決め、組合加入を対象者に呼びかけます。

せっかく結成したにもかかわらず、事前準備が不十分で、後からトラブルが生じたり、組合員同士の意思の統一が図れず、自然消滅していくことも多々あります。


(2) 仲間を募る

会社に組合結成の動きがもれないように秘密裏に行おうとしますが、必ずしも組合結成に賛成の労働者ばかりではないため、会社に全く知られることなく行うことは困難な場合が多いようです。


(3) 結成大会の準備

組合規約の作成、要求項目のとりまとめなど。

組合規約は、組合の組織運営についての自治的な規則が組合規制です。内容は自由ですが労組法上の救済を受けるためには、組合の名称、主な事務所の所在地など9項目について定める必要があります。


(4) 結成大会を開く

組合規約、運動方針、予算案の審議決定を行い、役員を選出します。


(5) 組合の公然化

結成通知書、要求書を提出し、団体交渉を申し入れます。


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