結成のための準備
結成準備会の発足
職場の労働条件を改善したいと望む人たちが集まって、労働組合の結成準備会が発足します。
準備が不十分だと、せっかく結成された労働組合もごたごたがでてきて、うまくいかないことがあります。
準備会のメンバーの役割が決まったら、次のような準備を進めながら、組合の結成大会に向かっていくことになります。
- 全体会議
- 進行状況の把握、方針決定、要求案・規約案の決定、結成大会の準備など
- 学習
- 学習会の実施、規約案の作成など
- 組織化
- 組合員募集の計画づくり、加入のよびかけと促進など
- 調査
- 資料収集、情報整理、要求のとりまとめ、関係団体や労働相談情報センターへの相談など
その他の活動
主な活動内容は上記のとおりですが、他には以下のようなものも考えられます。
(1) | 職場の実態把握 職場の労働条件(賃金・労働時間制度・休暇の取得状況・残業時間など)の実態を把握する。
従業員構成と意識さらに世間一般ではどのようになっているかを調べます。 これは要求を決める際の基礎的資料であるとともに、団体交渉における重要な資料になります。 会社内の人間関係 企業の業績とその内容、今後の動向 会社の経営方針、役職者の任務と人柄、同族経営の場合はその実態 |
(2) | 労働法(労働基準法・労働組合法)に関する基礎的知識の習得、学習会の実施 |
(3) | 労働相談情報センター、労働基準監督署、労働委員会等、労働関係行政機関の活用 |
(4) | 組合規約案の作成準備 |