インターンシップ

インターンシップとは

労働者を雇用するという制度ではありません。教育の一環です。

主として在学中の大学生が、関心のある企業などで実際に事業活動や業務内容を見聞きし、体験することで将来の進路を決定する制度です。

注意を要するのは、就業中や通勤途上の事故などには労災保険の適用を受けられないことです。

また、これらのインターン生が誤って第三者に損害を与えた場合、会社はその責任を負う義務があります。

このため、あらかじめ独自に損害保険などをかけておくことなども、必要になってきます。


新卒派遣(ビジネスインターン)

派遣会社がキャリアアップ研修として希望者を受け入れ、その後、OJT研修の名目で、受け入れ先の企業に労働者を送り込み(賃金は支払われる)、OJT終了後、(1)派遣スタッフとして働く、(2)この経験を生かして就職する、(3)さらにスキルアップする、といった選択を求める場合があります。

形式的には、当初の研修は派遣事業に当たらないことになっていますが、通常の場合、学生から研修費用の名目で参加費を受け取っていることが多く、このことは、労働者の募集に際して労働者から金品を受け取ることを禁じた職業安定法第40条に抵触する可能性があります。

また、実際にOJT終了後、その企業に正社員として採用されるのは容易ではなく、もし安易に派遣会社が「正社員になれる」と宣伝していた場合には、問題が多いといえます。

新卒派遣に応ずる場合には、こうしたリスクを十分理解しておく必要があります。


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